今回は、新築戸建て住宅のメインともいえる「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)」のクロス施工を行いました。

お家づくりにおいて、壁紙選びはお部屋の印象をガラリと変える楽しみの一つですが、実はその仕上がりを左右するのは、表からは見えない「下地」の工程だったりします。

職人のこだわりが詰まった現場の様子を、ご紹介したいと思います。

「パテ下地処理」こそが、美しさの命

新しい壁紙を貼る前に行うのが「パテ下地処理」という作業になります。
石膏ボードの継ぎ目やビスの頭をパテで埋め、平滑な面に整えていく工程です。

「ただ埋めるだけ」と思われるかもしれませんが、これがなかなか奥が深いのです。

パテが乾いた後の収縮を見越して、一度だけでなく二度、三度と塗り重ねることもあります。
ここを疎かにしてしまうと、太陽の光が斜めに差し込んだときや、夜の照明の下で、壁にうっすらと下地のラインが浮き出てしまうのです。

完璧に真っ平らな壁というのは、手作業の世界では理想に近いものです。
しかし、それでも後から後悔してほしくないからこそ、私たちはこの「見えなくなる部分」に時間をかけます。

指先で触れたときの感覚を頼りに、丁寧にサンディング(やすり掛け)をして、クロスを貼るために整えていく。
この地道な繰り返しが、最終的なクオリティを左右します。

LDKを彩る、クロス貼りの醍醐味

下地が整えば、いよいよクロスの出番です。
LDKは家族が最も長い時間を過ごす場所であり、お客様を招く空間でもあります。

今回は、開放感あふれる広々としたLDKでした。

広い面積にクロスを貼る際は、ジョイント(つなぎ目)をいかに目立たせないかが職人の腕の見せどころです。
厚みのある素材や、逆に繊細な薄手のクロスなど、選ぶ種類によって糊の量やカッターの入れ方も微妙に変える必要があります。

「パシッ」と角が決まり、つなぎ目がどこにあるか分からないほど綺麗に馴染んだ瞬間は、何度経験しても清々しいものですね。

暮らしに寄り添う仕上がりを目指して

もちろん、どれほど丁寧に施工しても、住宅の木材は季節の湿気乾燥でわずかに動いてしまいます。
そのため、「絶対に1ミリの隙間も出ない」と言い切ることは正直難しいかもしれません。

ですが、齋藤インテリアが目指しているのは、住み始めたその日から「ああ、この家にして良かった」とホッとしていただける空間づくりです。
新築の真っさらな壁に、"お客様の新しい生活が彩られていく"。そのお手伝いができることは、嬉しい限りです。

新築の壁紙施工やリフォームをお考えでしたら、どうぞお気兼ねなくご相談ください。
目の前の壁一つひとつと、誠実に向き合い作業させていただきます。